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流鏑馬と駈馬

2007年05月07日 11:37(旅行・観光

5月3日、下鴨神社(左京区下鴨泉川町)では、葵祭の前儀として「流鏑馬(やぶさめ)神事」がおこなわれました。
下鴨神社流鏑馬.jpg
当日は、快晴の空から一転雷が鳴ったり小雨がパラつくなど不安定な天気でしたが、新緑が鮮やかな「糺(ただす)の森」を人馬が一体となって次々と駆け抜けました。
流鏑馬は、これまでテレビのニュースでしか見たことがなかったのですが、実際に目の前を疾走する勇壮な姿には圧倒されます。
小笠原流の射手が、馬を全力で走らせながら馬上で手綱を持たずに弓矢を構え、100mおきに設定された3つの的を目掛けて次々と射抜く姿は迫力満点です。
会場をぎっしり埋めている観客からは、的に当たると大きな歓声が、外れると残念そうな溜め息があがっていました。
葵祭は、流鏑馬神事に続いて4日の「斎王代御禊(さいおうだいみそぎ)神事」などを経て15日の本番を迎えます。

5月5日、藤森神社(伏見区深草鳥居崎町)では、藤森祭として「駈馬(かけうま)神事」がおこなわれました。
藤森神社駈馬.jpg
これは、境内の約150mの参道を、疾走する馬上で乗子(のりこ)が、アクロバット的な技を披露します。
逆立ちをする大技や敵矢を避ける技など、数々の妙技を見せてくれました。
当日は、3頭の馬が順番に走る予定だったのですが、そのうちの今年デビューした1頭が、ゴール地点で止まることができずに転倒し足を折るというアクシデントがありました。このように馬も乗子も一歩間違えると大怪我をすることがあるそうです。
この駈馬神事は、京都市の登録無形民俗文化財にもなっています。そのため普段から乗子を努めておられる方々は、月2回の訓練を重ねながら技の研鑚に励んでいるそうです。
ここ藤森神社は、菖蒲の節句発祥の地です。菖蒲=勝負(しょうぶ)ということから勝運の神様として、また馬の神様として知られています。さらに来月からは、境内にある紫陽花苑も見頃となることでしょう。

GWの期間に2つの神社でおこなわれた馬に関連する神事は、古来からの伝統を日頃の厳しい鍛錬を重ねながら現代まで受け継ぎ、我々に巧みな馬上の技を披露してくれました。


アクセス  下鴨神社  京阪出町柳駅下車 徒歩約8分
       藤森神社  JR藤森駅下車 徒歩約7分、
               京阪墨染駅下車 徒歩約6分
(ボーダー)

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