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「京都の寺社を歩く」 廬山寺
2007年10月01日 10:53(旅行・観光)
小社から発刊いたしました『京都の寺社505を歩く』を参考にしながら巡ってみます。
前回訪れました梨木神社から寺町通を東に渡ると、すぐ目の前が廬山寺(ろざんじ)の入口です。

門の前には、廬山寺を創建した元三大師良源の碑があり、門の横には「源氏物語 執筆地 紫式部 邸宅址」と掲げられています。
門をくぐるとすぐに大師堂がありますように、境内はそれほど広くない様子です。
ここは、毎年2月3日におこなわれる「鬼の法楽」という節分会でも知られています。赤・青・黒の三鬼が登場して、踊りまわるのを退散させて、煩悩を追い払い開運を祈願する行事です。

さらに、入口の説明書きにもありましたが、この場所に紫式部が住んでいたようですね。紫式部の曽祖父 藤原兼輔、伯父の為頼、父の為時と住んでいた邸宅が、この地にあったと判明しているのだそうです。
紫式部はこの邸宅で生涯のほとんどを過ごしており、藤原宣孝との短い結婚生活も、娘の賢子を育てるかたわら、源氏物語などの執筆もここでおこなったと言われています。
その邸宅跡地に、天正元年(1573年)廬山寺が移転されたのです。
訪れたときには、方丈前の「源氏庭」の桔梗の花は、残念ながら時期を過ぎていましたが、紫式部が居たかもしれない場所に座りこんで庭を眺めながら、ゆったりと時間を過ごしました。
庭の奥にある石は、「紫式部邸宅址」と揮毫された顕彰碑です。

源氏物語に関連する品もいくつか展示されています。その展示品にあった源氏物語絵巻の説明書きで思い出しましたが、二千円札の裏には、源氏物語絵巻と紫式部が描かれていたのでしたね。
二千円札はめったに目にすることがないので、すっかり忘れていました。
お札に描かれるほど、日本人にとって親しみがあり、誰でも知っているのが源氏物語ということなのでしょう。
来年は源氏物語千年紀ということからも、源氏物語ブームが起こりそうな気がいたします。
小社でも源氏物語千年紀記念事業への参加作品として、『国境を越えた源氏物語 紫式部とシェイクスピアの響きあい』(1575円)を9月に発刊いたしました。
これからも各方面から関連するものが、続々とでてくるかもしれません。
京都には、廬山寺以外にも源氏物語ゆかりの地というのが点在しています。
『賢木』の帖に登場する野宮神社(ののみやじんじゃ)。
光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)の山荘「棲霞観(せいかかん)」があった清凉寺(せいりょうじ)。
『宇治十帖』の舞台である宇治には、源氏物語ミュージアムもあります。
番外として、紫式部が源氏物語を執筆する発想を得たといわれている大津市にある石山寺(いしやまでら)も入れられるでしょうか。
などなど、これ以外にも数多くあるようですから、源氏物語に興味があれば、訪れてみるのもよいかもしれません。
廬山寺 (上京区寺町広小路上ル北之辺町) <拝観料:400円>
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