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京都検定ほっこりBLOG
京都文化博物館
2008年02月12日 10:51(旅行・観光)
京都文化博物館へ行ってきました。
別館は旧日本銀行京都支店の建物をそのまま使用しており、
辰野金吾らの設計した明治を代表する洋風建築物として
重要文化財に指定されているモダンな建物です。

特別展として「川端康成と東山魁夷 〜響きあう美の世界〜」が
開催されていました。彼らの書簡や魁夷の作品ならびに康成が
所蔵した国宝を含めたコレクションが展示されています。
一流の作家と画家が、どういうきっかけで知り合い、どのような交流を
したのか興味がありました。

1955年(昭和30年)に『虹いくたび』という本の装丁を手がけたこと
から、出版社のはからいで魁夷が康成の邸宅を訪ねたのがキッカケのよう
です。
それ以来、本の装丁をしたり、新聞の連載小説の挿絵を描いたりと交流が
続いていきます。
お互いに才能を認め信頼しあっていたことを示すエピソードもありました。
朝日新聞に掲載する掌編小説では、康成の筆があまりにも遅いので、
先に魁夷が挿絵を描いて、それに基づいて康成が執筆したことが何作か
あったそうです。
また、魁夷が『京洛四季』を描くきっかけは、康成の「京都は今描いといて
いただかないとなくなります。」という言葉に促されたからだそうです。
魁夷は自分の描いた作品を贈ったり、康成は画集の序文を書いたり、
家族ぐるみで旅行をするなど深い付き合いが続きます。
しかし、1972年(昭和47年)康成の自殺によって終わりを告げますが、
魁夷は康成の死後にも出版される本の装丁をすることを続けました。
展示されている書簡を見ながら作品を観賞しますと、まさに二人の魂が
響きあっていることを感じられます。
京都文化博物館は、特別展以外にも京都の歴史を時代ごとに模型や
映像で見る歴史展示室や京都ゆかりの美術工芸展示室などが
常設しています。
機会があったら、訪れてみてはいかがでしょう。
▼京都文化博物館 京都市中京区三条高倉
「川端康成と東山魁夷 〜響きあう美の世界〜」 2月24日まで
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