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北野天満宮と夏越祓
2008年06月30日 10:17(旅行・観光)
早いもので、もう1年の半分が過ぎ去ろうとしています。
1年の折り返しにあたる6月30日、多くの神社では
「夏越祓(なごしのはらい)」がおこなわれます。
今日まで半年間の罪と穢れを落として、残り半年間を無事に
過ごせるように願う行事です。
主な神社では、茅の輪が飾られ、それをくぐると無病息災になると
伝えられています。

北野天満宮では、菅原道真の生誕の日にあたる6月25日に直径5mの
大茅の輪が楼門に掲げられました。縁日の人出も手伝って、多くの人が
くぐり抜けたようです。
北野天満宮に祀られている菅原道真は、幼少の頃から、頭脳明晰で
超天才であったため朝廷に重用され、異例の出世をして右大臣にまで
のぼりつめます。しかし、一方の権力者である藤原時平の妬みをかって
しまい、讒言によって、九州へ左遷させられて数年後、失意のうちに
亡くなってしまいます。
彼の死後、都では天変地異や疫病、さらに関係者の死などの異変が次々
と起こったことから、道真の怨霊のせいだと恐れられて、それを鎮める
ために北野天満宮が創建されたのです。
その後、道真が卓越した文人・学者であったことから天神様は学問の
神様として信仰されるようになりました。
そして現在では、学問の神様にあやかろうと、受験シーズンに限らず
多くの学生がここを訪れます。

また、北野天満宮は見どころも多く、桃山建築を代表する国宝の本殿
はじめ、太陽・月・星の彫刻をほどこした三光門や洛中の北西の端に
あたる御土居の址も境内の西側に残っています。

さらに、天神様の使者とされている牛の像は、境内の各所にあり、
「撫で牛(なでうし)」として、頭や自分の悪い部分をなでると良くなる
と云われ、多くの人になでられたためにピカピカになっています。
しかし、先週、残念なことに参道沿いの「撫で牛」が壊されるという事件が
起きてしまいました。

ここ最近では、熊野古道の「牛馬童子」破壊やイタリア フィレンツェの
大聖堂の落書きなども報道されています。
今年前半の半年間を思い返すと、残念なことに明るい話題がとても
少なかったように感じます。本当に嫌な事件や暗い出来事ばかりが
起きているように思えてなりません。
そこで、半年間の厄を落とすために、茅の輪をくぐりましょう。
訪れた日は、北野天満宮に茅の輪が設置されていませんでしたので、
お隣にある平野神社でくぐってきました。
正式には八の字を描くように3回くぐるのだそうです。
明日からの半年間の願いを込めまして、
健康で安心して過ごせますように!
明るい出来事が多くありますように!
そうそう、和菓子の「水無月」も忘れずに食べなければなりませんね。

▼北野天満宮 上京区御前通今小路上ル馬喰町
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