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「五条坂 陶器まつり」と「六道まいり」
2008年08月11日 11:03(旅行・観光)
8月7日〜10日まで、五条坂一帯では「陶器まつり」が開催され、
六道珍皇寺では「六道まいり」の行事でおこなわれていました。
「陶器まつり」は、五条通の南北の歩道を川端通の交差点から東大路まで多くの店が、ずらりと軒を並べています。

お盆前のこの時期に、ここ五条坂で「陶器まつり」が開催されるようになったのは、六道珍皇寺へ「六道まいり」する人たち向けに、大正9年に五条坂で店を構えていた陶器屋さんが、在庫品を安売りで売り出したのが始まりなのだそうです。
今では京焼・清水焼だけでなく、全国の産地からの焼き物も出店するなど
大規模な催しとなっています。
五条通の歩道は、気に入った品を物色する人たちで、混雑してなかなか
前に進めないくらい賑わいます。
冷やかしでうろついていたのですが、気がついたら何点も買い求めてしま
いました。
せっかくですから、六道珍皇寺へと足を運ぶことにしました。
お盆に先祖の霊を迎え入れる「六道まいり」の風習がうまれたのは、
かつてこの付近が六道の辻であったことからはじまっています。

六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上、の六つで、悟りを
ひらいていない一般衆生が輪廻する世界といわれています。
葬送地の鳥辺野の入口にあたるこの寺が、この世とあの世との境目に
あると考えられていたことから、六道の冥界からお盆の時期に先祖の
精霊をお迎えするのが、「六道まいり」なのです。
境内では、先祖の精霊を呼び寄せる迎え鐘を撞くために、多くの人が
並んでいました。

また、ここに残っている伝説として、平安時代の官僚であり歌人でも
あった小野篁(おののたかむら)が、本堂の裏にある井戸を通って
あの世と行き来をしていたというものがあります。
ぜひその井戸を見たいと考えていました。
その理由は、伝説の井戸というより、森見登美彦の小説「有頂天家族」に登場する蛙となった次男が暮らしている井戸となっているので、とても興味があったのですが、読んでおられない方にはピンとこない話ですよね。
何はともあれ、購入したお気に入りの器を使いながら、静かにお盆を
迎えられそうです。
▼六道珍皇寺 京都市東山区大和大路通四条下ル小松町
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