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五山の送り火

2008年08月18日 10:46(旅行・観光

京都の夏の季節は、送り火とともに過ぎていくように思います。

五山の送り火は、お盆に戻ってきた精霊を送り出す宗教的行事として、
毎年8月16日に行われています。

08年送り火 大文字.jpg

今年は、夕方から一時雨が降り、夜は天気が崩れるという予報も出ていま
したが、予定時間の頃には雲の切れ間から月も見えるくらいで、時間通り
午後8時に東山の如意ヶ嶽の大文字が点火されました。


最初、ポツポツと赤い点だった炎は、すぐに大の字となって形づくられ
燃え上がりました。

送り火は、続いて松ヶ崎の妙・法、船山の船形、大北山の左大文字、曼荼羅山の鳥居形と点火され、照明を暗くした京都の夜空に浮かび上がって見えるのです。

伝統行事である五山送り火を実際に維持していくには、火床の材料となる木材の確保や自然環境への配慮など、ご苦労が多いようです。
大文字山の東山一帯は、松枯れの被害が深刻化しており、送り火に使用
する松などの材料が不足しがちになっていることから、国有林の間伐材が
薪として提供されました。さらに、右京区の山林で木を育てながら支援
する活動も進められています。

08年送り火.jpg

先祖の霊を送る文字は、遠くから眺めていますと、オレンジ色の火がユラユラと揺らめいて、手を振って名残惜しそうに見送っているように見えます。
天への道を照らすかのように盛んに燃え上がった炎は、精霊を送り出して、静かに消えていきました。
 
京都では、連日続いている日中の暑さも、日が暮れると少しずつおさまり、
送り火とともに夏も終わりに近づいているのだと感じました。


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