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京子のズバり予想問題
井上八千代と「井菱」
2008年02月14日 13:01(芸術・文化)
京舞井上流の流儀の紋「井菱」は
初世井上八千代が御殿舞を学んだ奉公先の奥方から
賜ったものであるが、その家はどこか。
(ア)鷹司家
(イ)近衛家
(ウ)九条家
(エ)二条家
正解は(イ)近衛家
近衛家は五摂家筆頭。
五摂家とは、藤原氏嫡流の公家の中でとくに家格の高い家柄で
近衛家、九条家、一条家、二条家、鷹司家の五家が
これにあたります。
このうち近衛家は、藤原不比等の次男・藤原房前を祖とする
藤原北家の嫡流にあたり、五摂家筆頭とされています。
で、今日の問題の京舞井上流。
井上流は日本舞踊の一流派で、
上方舞の中でも京都固有の特色をもつことから
とくに「京舞」と呼ばれています。
初世井上八千代は本名井上サト。
寛永年間、近衛家に奉公にあがり
教育係の老女、南大路鶴江から
舞をはじめとする芸事を学んで、舞の師匠として独立します。
ちなみに「八千代」の名は
南大路鶴江の餞別の言葉にちなんだもので
流儀の紋の「井菱」も
近衛家奥方から賜ったそうです。
初世は御殿風の座敷舞と地唄舞で流派の基盤をつくり
その後、姪の井上アヤが二世を襲名し
井上流を発展させます。
三世(片山春子)は、明治5年(1872)、
「都をどり」創設にあたり振付を担当。
それ以後、祇園町と井上流の関係が深まり
今日に至っているんだそうです。
ちなみに四世(片山愛子)は
太平洋戦争で中断されていた「都をどり」の再開に
たいへん尽力された方だと聞いておりますし
すでにお亡くなりになりましたが
人間国宝としても著名な方ですね。
現在の井上八千代さんは四世のお孫さんにあたるそうで
平成12年(2000)より、五世家元として活躍されています。
じつに2世紀にわたり連綿と受け継がれる伝統芸。
「ヨーイヤサァー」のかけ声とともに
京都に春を告げる「都をどり」。
みなさんも、ぜひ、お出かけください。
くわしくはこちら → 祇園甲部歌舞会
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